(佐藤康行著書「真我」第35巻より引用)
私たちは人間関係で喜んだり悲しんだり、また成功したり失敗したりします。では、その人間関係の原点は何でしょうか。オギャーと生まれて、一番最初にできる人間関係は、いうまでもなく両親です。ですから、お父さんお母さんとの人間関係で、人生の方向性がある程度決まっているともいえるのです。
両親がケンカばかりしている姿を見て育つと、その子どもは、大人になっても結婚願望を持たなくなります。また、例えば女性がお父さんを恨んでいると、その恨みをご主人に対して晴らしてしまい、夫婦生活がうまくいかなくなるということがしばしばあるのです。まさに、因果応報といえるのです。
しかし、親というのはどんな子どもも愛しています。どんな子どもであったとしても、心から嫌いな親はいないはずです。子どもを本当に愛する心が、最も一番深い心なのです。そんな親の心を本当にわかれば、自分の子どもに対する姿勢も、ご主人に対する姿勢も、友達に対する姿勢も、全部はっきりと見えてくるのです。
そして、最も恩義のある両親に感謝をできるようになることが、人間関係を改善する原点ともいえるのです。そのことによって、いろんな人にも感謝できるようになるのです。そして、その結果、仕事も家庭もうまくできるようになるのです。
神奈川県に住む喜多川すずさん(仮名・70歳)は、真我開発講座の中で天国にいる両親の愛をひしひしと感じることができました。
「ああ、父も母も、私がこの年になっても、いまだに見守ってくれているんだな、というのがわかりました。そんなことは思ってもいなかったから、本当にありがたくてありがたくて・・・。ちゃんとしなくちゃと思いました」
彼女は、今まで生きてきた中で、本当に困ったなあ、どうしようかなあ・・・と悩んでいる時に、突然お金が入ってきたり、フッと救われたことが何度もあったのです。これは何なのかなあ、と自分でも不思議だったものの、その時には、ただ運が良かったんだくらいに思っていました。しかし、彼女には、それは親が見守っていてくれたからだということがわかったのです。
喜多川さんは、それから、とても落ちついた穏やかな気持ちで毎日を過ごせるようになりました。自分はこれから必ず良くなる、と思えるようにもなりました。
そして、彼女の思いが変わったことによって、友人たちにも影響を与えるようになってきました。幼い頃に母親を亡くした友人が、彼女にこう話した時のことです。
「幼い私を残して逝っちゃうんだから、私の母には愛情がなかったんだ。だから、今の私は愛情不足なんだ」
喜多川さんには、真我に目覚めて親の愛を知った感激がありましたから、その友人にこう聞いてあげました。
「今、自分の子どもが、あなたが親を亡くした歳だったとして、あなた、子どもを置いて死ねる?」
「死ねない」友人は答えました。
「お母さんだって、同じだったんじゃないの?」
「・・・・・・」
そこで友人は初めて、親の気持ちに気がつきました。
「ああ、私は本当に母に申し訳なかった」
これを機に、友人の母親に対する気持ちは、ガラッと変わってしまったのです。
(佐藤康行著書「真我」第35巻より引用)
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