(佐藤康行著書「生命の覚醒(いのちのめざめ)」より引用)
福岡に住む主婦・鈴木真知子さん(仮名・45歳)が、ある日、私に感動的な手紙を送ってくれました。この中に、実は私がいわんとすることの総てが集約されているのです。それほど、すごい手紙でした。
(鈴木さんからの手紙)
「今から二十二年前に自殺した妹を救ってあげられなかったこと、姑との関係のことで悩んでいました。
そんな折、真我開発講座を受けました。
その中で、亡き祖父が出てきました。人の裏切りで由緒ある地位と財産を捨てて韓国から日本に逃げてきたにも拘らず、私たちには一言も苦労話はしませんでした。
苦労を承知で日本に来てくれた祖父のお陰で今の自分があることがわかった時、ありがたくて涙が溢れてきました。
私自身も在日韓国人であるために随分と苦労しましたが、だからこそ祖父の恩がなおさら身にしみました。そして、在日韓国人として生まれて本当に良かったと、この時初めて思えました。
宇宙無限力の最後の瞑想中、佐藤先生が私の肩に手を触れた時、私の体に白いものが重なっているのが見えました。それが神様だと気づいて、涙が溢れ出しました。今までの総ての業がスーッと消えて、体が軽くなりました。自分が愛の塊の神なんだと、はっきり自覚できた瞬間でした。
妹が生き地獄の中で必死に自分を愛し、私までも愛してくれた命がけの愛、事業で失敗して以来遊びに明け暮れたのに私の花嫁姿を見てボロボロ嬉し涙を流してくれた父の無償の愛、お腹の中で六ヶ月しか生きられなかった娘の生命の輝きの愛、私の帰りを待ってくれている家族の愛、母の愛、そんな愛がどんどん魂にくっついてきて嬉し涙が止まりませんでした。
そして、一番業が取れなかった姑の愛もはっきり感じ取れるようになったら、姑の笑顔が懐かしくなりました。本当に姑が神に思えて、泣けて泣けて仕方ありませんでした。
今では抱きつきたいくらい姑を好きになっている自分に驚いています。今まで、何を勉強しても、どんないい話を聴いても、心からの『ありがとうございます』が言えなかった私がこんなに変わることができたのは、まさに奇跡です。佐藤先生、本当にありがとうございました」
鈴木さんは、本当に道を求めている素晴しい女性です。「神を見た」「総ては一つなんだ」と感じることができたのは、長年、彼女が真実を追い求めてきた結果なのだと思います。
彼女の手紙は、私たちの心の中に宇宙があるということを教えてくれています。自分の心を深く深く掘り下げて行けば行くほど、広い広い心になっていくのです。その広い心が、まさに神の心なのです。
その心が出ることによって、みんなが一つなんだ、みんなつながっているんだ、みんな境目がないんだ、誰一人として憎い人はいないんだ、みんな神なんだ、愛なんだということに気づいたのです。これこそ、まさに本物の気づきなのです。
まさに究極の体験をした鈴木さんは、きっとこれから日本と韓国をつなぐ架け橋になり、そして、多くの人々を救うことのできる素晴しい人物になることでしょう。
(佐藤康行著書「生命の覚醒(いのちのめざめ)」より引用)
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