佐藤康行著書『天運を拓く 実践法』より引用
(M.Iさん 35歳 静岡県 スーパーマーケット勤務)
既に真我開発講座を受講していた奥さんやお母さん、妹さんたちに半ば口説かれる形で、彼も真我開発講座を受講することになりました。
「男だから、感情を押し殺していた部分もあったんでしょうね。1日目は抵抗で頭が痛くなりましたが、二日目になって心の中から自然と感謝の気持ちが出てくるようになりました」
彼は受講後、特に人との接し方に変化が現れたと話してくれました。
「今まで、社長である父と経営方針のことで衝突していました。僕はもっと思い切った改革をやらないといけないと思っていましたので、考え方の違う父とはことあるごとに対立していました。でも、親があっての自分だという気持ちが出てきて、父に対する接し方も変わったんだと思います。
この前も女房とお袋が僕のことを『優しくなったねえ・・・』って話していたみたいです。今でも前みたいに衝突しそうになることはあるんですけど、自分を抑えることができるようになり、理性的に話し合いをできるようになったと思います。
もともと僕は短期で、従業員に対してカチンときたらすぐ怒っていたんですけど、今は、自分がここを改めたら相手も変わるんじゃないかな、とか考えて接するようになったんです。従業員たちの気持ちを少し分かるようになったと思います。」
さらにお客様に対しても自然と感謝の気持ちで接することができるようになったため、お年寄りのお客様が増えてきたといいます。
私たちは、「あの人は人物だ、大物だ」といった時、どういう人のことをいっているのでしょうか?お金のある人、地位の高い人、学歴のある人でしょうか?本物の人物とは、多くの人を心から受け入れ、心から愛することのできる人のことをいうのです。その愛の大きさが、人物の大きさなのです。愛を引き出す元は、総て自分の内にあります。それを忘れなければ、Iさんも将来、本物の人物になっていくことでしょう。
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